久保山哲二, 博士(工学), 教授
Tetsuji KUBOYAMA, PhD.
学習院大学
計算機センター &
人文科学研究科 アーカイブズ学専攻
〒171-8588 東京都豊島区目白1-5-1
南5号館 304号室
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現在の主たる研究内容
- 現在、フィルタ型の教師付き特徴選択としては、(速度と精度のトレードオフの観点から)世界トップクラスの性能をもつアルゴリズムの開発をしています[BigData2015]。データの対象は、カテゴリカル変数と順序変数です。
- 離散データ構造間の類似度設計とパターンマッチングアルゴリズムの開発に取り組んでいます。特に、2部グラフからの高密度構造の抽出アルゴリズムの開発に興味を持っています。
- その他の研究内容については、研究紹介をご覧ください。
授業期間中のオフィスアワー
- 個人研究室(南5号館計算機センター304号室)にいる時間:月曜日 14:40〜17:00
(上記以外の時間帯に質問等がある場合には、メール等で予約をお願いします)
お知らせ
- 2019.4.1 JSPSポスドク研究員の草場彰氏が研究室メンバーに加わりました。
- 2019.4.1 人文科学研究科アーカイブズ学専攻に着任いたしました(計算機センター専任の職はこれまで通りです)。
- 2017.10.15-17 Discovery Science 2017 (DS2017)を京都大学で開催しました。(2017年でALTとの共催は最後となります。)
- 2016.9. 電気通信大学吉浦・市野研との共同研究: 博士前期課程2年の橋本さんがIFIP I3E2016で発表した論文がベストペーパー賞を受賞しました。履歴書の情報から複数の匿名のTwitterユーザを基本的な機械学習の手法を用いて推定できるかどうかを複数の被験者のデータを用いて検証したものです。
- Eina Hashimoto, Masatsugu Ichino, Tetsuji Kuboyama, Isao Echizen, Hiroshi Yoshiura: Breaking Anonymity of Social Network Accounts by Using Coordinated and Extensible Classifiers based on Machine Learning, Proceedings of 15th IFIP Conference on e-Business, e-Services and e-Society, LNCS 9844, pp.455-470, Swansea, UK, Sep, 2016.
- 2016年9月14日〜16日にタイ王国アユタヤで開催された国際ワークショップ SISA2016で、離散構造のための高次元データ要約(High Dimensional Data Summarization for Discrete Structures)に関するセッションを千葉商科大学の橋本先生と開催しました。
- 九州工業大学篠原研との共同研究: 博士課程今村さん筆頭の論文が
SISAP2006に採択されました。高速・省メモリなヒルベルトソートアルゴリズムの提案論文です。
- Yasunobu Imamura, Takeshi Shinohara, Koichi Hirata and Tetsuji Kuboyama: Fast Hilbert Sort {:.past} Algorithm without using Hilbert Indices
- ポーランドのヴロツワフ工科大学で、特徴選択に関する講演をしました (2016.07.14)。
- 人文科学の問題にコンピュータ科学の知見を活かす Digital Humanities の国際会議としては最大のDH2016に参加しました(2016.07.13)。Dr. Shepard
(UCLA)らとの共著で、ネパール地震に関するツイートで、〈傍観者〉の振る舞いについて考察した内容です。
- D. Shepard, T. Hashimoto, T. Kuboyama, K. Shin: What Do Boy Bands Tell Us About Disasters? The Social Media Response to the Nepal Earthquake, Digital Humanities 2016, pp. 361-363, 2016.
- Algorithms にブロック移動つき編集距離に基づく効率的な近似検索の手法に関する論文が掲載されました。
- Y. Takabatake, K. Nakashima, T. Kuboyama, Y. Tabei, H. Sakamoto: siEDM: An Efficient String Index and Search Algorithm for Edit Distance with Moves. Algorithms 9(2), 2016.
- Int. J. of Computer Sci. and Eng. にコンピュータの画面遷移ログからユーザの振る舞いを抽象化して示す手法に関する論文が掲載されました。
- R. Saito, T. Kuboyama, H. Yasuda: User behaviour modelling by abstracting low-level window transition logs, IJCSE 11(3): 249-258, 2015.
- IEEE ICDM workshop EASM 2015 に大量のTwitterデータからの特徴語抽出に関する論文が採択されました。千葉商科大の橋本先生、
UCLAのDr.Shepard、兵庫県立大の申先生との共著です。
- T. Hashimoto, D. Shepard, T. Kuboyama, and K. Shin: Event Detection from Millions of Tweets related to the Great East Japan Earthquake using Feature Selection Technique
- IEEE BigData 2015 にカテゴリカルデータの超高速特徴選択アルゴリズムに関する論文が採択されました。兵庫県立大の申先生、千葉商科大の橋本先生、UCLAのDr.Shepardとの共著です。
- Kilho Shin†, Tetsuji Kuboyama†, Takako Hashimoto, and Dave Shepard: Super-CWC and Super-LCC: Super Fast Feature Selection Algorithms (to appear) († equally contributed)
- Discovery Science 2015 に多数の木から特徴的な構造を抽出する木の主成分分析(PCA)に関する論文が採択されました。京大山本研M2
の山崎さんと山本先生との共著です。
- Tomoya Yamazaki, Akihiro Yamamoto and Tetsuji Kuboyama: Tree PCA for Extracting Dominant Substructures from Labeled Rooted Trees, Discovery Science 2015, LNAI 9356, pp.316-323, 2015.
通常のPCA | 木のPCA | |
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入力 | 高次元数値ベクタ | ラベル付き根付き木 |
特徴空間 | ユークリッド空間 | 部分木の集合 |
射影空間 | 低次元超平面 | 部分木パタン |
評価基準 | 2乗和最小化 | 編集距離最小化 |